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俺のウサギちゃん

第21章 お迎えにて

「もう!…いじわる!」


あたしは、俊くんのお腹にグーパンチしてやった。


「はう…。」


しゃがんでうずくまり、お腹を抑えてる。


そんなに強くパンチして無いよ…。大げさなんだから。


「暴力みみこ〜、腹痛い〜。」


あたしの太ももに顔を乗せ、腰を抱きかかえられた〜///。


やだ〜恥ずかしいよ〜。太ももに、俊くんの重みを感じて身体が熱くなってきた。


「クスッ…みみこどした?顔赤いぞ?」


クスクスといつもの意地悪な顔であたしを振り仰ぐ。
顔が近いよぅ〜…。


「俊くん…人前で…見られてるから///。」


「お腹が痛くて…。撫でて〜」


今度はあたしの膝にどっかり座ってきた。


そんな大男に乗られたら、痛いじゃない。しかも、全体重に近いくらい圧を感じる〜!


「ちょっ…重い〜、潰れちゃう〜。」


「みみこ椅子。座り心地いいよ。」


いや、ホント重いからぁ〜!
あたしは、俊くんの背中をグイグイ押した。


「降りてよ〜!」


「あっ!お兄ちゃん!お姉ちゃんに乗ったらいかん〜。」


「わぁ〜、お姉ちゃんが潰れる〜はよどいて〜。」


弟達のおかげで、やっと俊くんは大笑いしながら立ち上がってくれた。


「今度は、俺の膝に乗せようか?」


「プイッ…///。結構ですから!」


あたしは、頬っぺたを膨らませブウたれた顔で睨んだ。


「はははっ…そう怒るなよ。俺なら喜んで膝に乗せるのに。そうだ…いいコト教えてやろうか…?」



えっ⁈何ナニ?
いいコトってさっきの事?






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