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俺のウサギちゃん

第22章 俊の家

外に出て待ってると、大きな俊くんが歩いて来るのが見えた。


「お待たせ! 行こっか。」


「うん! 」


差し出された大きな手が、こそばゆいけど凄く嬉しい。

手を握ろうとしたら、すかさず手を少し開いて指と指を絡ませガッチリ握られた…///。


俊くんは、シンプルな黒のパンツに、白のVネック、グレーのパーカ。パーカの裏地の赤いチェックがチラ見せで可愛い。


Vネックから、シルバーのプレートネックレスと鎖骨が見えてドキッとした。


足が長くて、頭が小さいからモデルさんみたい。
てか…色気で過ぎじゃない?


鎖骨から、喉仏、顎のシャープなラインを下から眺めて、俊くんの匂いたつような男の色気?みたいなのに立ちくらみしそうだった。



「顔に何かついてた? ガン見されてっけど? 」



「……えと、かっこいいなって…///。」



「ははっ、見惚れたか?みみこの方が、すげ〜可愛いよ。食べちゃいたいくらい。」



「あははっ…ありがとう。」



耳元でコソリと囁く。



「今日のみみこ、すげ〜そそる。」



耳たぶをカプッと甘噛みされた。



「ん〜⁉︎ やぁ…何するの〜?」



「クスクスッ、ん? どした?」



「とぼけないでよ〜、耳たぶ噛んだじゃん!」



(耳たぶ噛まないでよ、変な気持ちになるからぁ)とは言えない。言ったら喜んでいたぶられそだもん…。






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