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俺のウサギちゃん

第22章 俊の家

……今サラッと、お泊まりの話しなかった?


「ごめんね、ちょっとブラ外すわね。みみちゃんにぴったりのを作りたいから、細部まで測らないとなの。もう少しだから。」


透子さんは、さっきの話は放置で、あたしのブラを外し凄く細かいところまで慎重に測ってくれた。


「はい、おしま〜い。お疲れさまでした。あと、みみちゃん、これどうぞ〜。着替えてみて。」


あの…ブラは?
それから、お泊りなんていきなりぶっ飛び過ぎて無理ですけど?
…冗談ですよね?


「あぁ、ブラはつけなくて大丈夫よ。パットが入ってるから。あたしの新作なのよ、こっちで着替えておいで。下着も入ってるからね。」


あのぅ…
ブラを返して下さいぃ〜……。
な、なんでお着替えかなぁ?


透子さんの、押しの強さにタジタジになりながら、胸を隠して、紙袋に入った着替えを受け取った。


「あのウサギちゃんだけど、凛ちゃんにあげたらしいわね。」


あたしは、部屋の片隅でしぶしぶ着替えながら返事をする。


「はい、大事なウサギちゃんだったみたいですけど…。凛ちゃんの為にあげてました。」



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