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俺のウサギちゃん

第23章 もう、待てない…

「あっ…、ダメ!」

あたしは、とっさに胸を腕で隠し背中を丸めた。

「みみこ…パーカー脱いで?」

俊くんの艶っぽい声が、頭上で聞こえる。

「だって…恥ずかしいもん。」

カーっと顔が赤らむのが自分でもわかる。

「だめ?じゃ、俺が脱がす?」

クスクスと嬉しそうに笑われた。

「や…待ってよ…自分で…脱ぐから…。」

あたしは、赤いパーカーをゆっくりと脱いでテーブルに置いた。

「あんまり、見ないで…。」

「手、除けて見せて?」

あんな告白を聞いた後じゃ、抵抗なんて出来ないよ…。あたしは、素直に手を下ろして目をぎゅうっと瞑った。

「みみこ、可愛い…。何で隠すの?よく似合ってる。」


俊くんは、あたしをあっと言う間にお姫様抱っこをして攫って行った。


「やっぱ、俺の部屋に行こう…。もう、待てない…。」









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