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俺のウサギちゃん

第25章 お客様感謝祭 Ver.1

柔らかな唇が重なる。

手を回した俊くんのうなじの髪が、ザリザリと気持ちよかった。

「俊くん、髪…短くなったね。」

「透子さんが、むさ苦しいから切れって…変か?」

「ううん…手触りが気持ちいい。
あたしも、短い方が好き。」


俊くんは、後ろを短く刈り上げたベリーショートで、前とサイドは少し長めのサラサラの髪を無造作にセットしてた。

うなじの刈り上げんトコが、触りたくてウズウズする。


「ねぇ、触っちゃダメ?」

「……ん。」


頭を下げて、うなじを差し出してくれた。

しゃかしゃか!

気持ちいい〜!

ワンちゃん撫でてるみたい。

何度か撫でさせてくれると


「今度は、俺の番な。
あっ、勇介。後から行くから、先に行ってて。」


ななみたちが、やれやれと先に下へ降りて行った。


「あの…俊くん?」

俊くんは、艶っぽく笑うとあたしをヒョイと抱き上げ、先ほど着替えた部屋に入って鍵を閉めた。



「今度は、俺が触る番。」

「うぇ⁈ 」


ベッドに座らせたあたしの耳にフッと息を吹きかけた。


「ひゃん。」


今からバイト始まるのに…。
どういう状態?


「いっぱい撫でてくれたから、お返しにいっぱい撫でてあげる。」


「い、いやいやいや。そんなつもりじゃ…。」

「俺も、そんなつもりじゃなかったのに、みみこが煽るから(笑)」

「煽ってないー! 」

「大丈夫。犯らないから…。」


ならいっか…一安心。
っていいわけない‼︎



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