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レオさんは、あたしをゆっくりと離してくれた。

スミレ色の瞳が、切なそうに見開いていた。


「君なんだろ？茶月先生が撮った天使の子は？」


ちゃは〜…バレてる。

あたしは、おずおずと返事をした。


「はい…。」


「やっぱり…。
あれ、俺には衝撃だったんだ。」



衝撃？
なんのこっちゃ…。

レオさん、どの写真見たのかな？
そういえば、あたし茶月先生の写真見てないや…。



「一目で分かったよ。この子は、彼に恋してるんだって。」



「こ、こ、恋？ですか。」


はあー、あたし呆けた顔して撮られてたのかなぁ。


衝撃 ⁈

もしや…笑撃？


そんな写真が、世に出回ってしまってるなんて。

穴があったら入りたいよ…///。