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俺のウサギちゃん

第25章 お客様感謝祭 Ver.1

「みみちゃん、綺麗になったね。彼氏でもできたの?」


綺麗だなんて…広兄とよく似た、ちい兄に見つめられて何だかドキドキした。


だって、インテリ系眼鏡の執事姿が怖いくらい似合いすぎてるんだもん。


「うん。出来たよ。エントリー③の彼なんだ。後で紹介するね。」


「ちなみに、ななみの彼も来てる?」

「あ〜、…うん。」

これ、言ってもいいのかな?

あたしは、じんわりと嫌な脇汗がでてきた。

「何番の子?」

「えと…④番だよ。まさか、何かしないよね?」

「ははっ、勇介くんに会うの初めてなんだ。あいつ、会わせてくれないからね。楽しみにしてるだけさ。」


ニッコリと微笑む、ちい兄…なんかイヤな予感が…。


「広兄に聞いたの?」


「そう。こんな色々と面白そうな事…楽しまなきゃな。」


楽しむって一体?

ちい兄は、シスコンだからな…。

何も無ければイイけど。


「ちなみに、ななみも⑤番でエントリーしてるよ。」

「あいつらしいな。ななみの執事姿かぁ…ふふっ可愛いだろうな。あとで、じっくりと拝ませてもらうよ。」



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