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俺のウサギちゃん

第27章 お客様感謝祭 Ver.2

「ごめん…俺…余裕ない。
みみことあいつが抱きあってるの見たら、頭に血が上って、あいつの事ぶっ飛ばしそうだった。
美織に止められなきゃ…。」


俊くん…見てたんだ。


「あれは、誤解だよ…。
レオさん、あたしが泣き止まないから慰めてくれてて…。」


俊くんは、悔しそうに目を瞑ると


「分かってる…。
分かってるけど…妬けたんだよ。
あんな顔…他の男に見せるな!
辛い事があったなら、俺に話せよ。」



嘘っ⁈

妬いてるの?俊くんが?


あたしは、さっきまで自分が妬いてメソメソしてたのも忘れて俊くんをマジマジと覗いてしまった。



「あたしも…美姫さんにあんな事言われて…妬いてたの。」

「ええっ⁈…///。
俺…カッコワリ…。
みみこ…酷い事言ったな…ごめん。」


俊くんに、今度は優しく抱き締められた。

心が、ホッとしてる。

あたしも俊くんを抱き返した。


大きな俊くんに包みこまれてじんわりと幸せな気持ちが溢れてきた。










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