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俺のウサギちゃん

第7章 スランプ?

「中でも三男の 赤石 仁は2年前に卒業したんだ。


だから今の3年にとっては1年の時の、先輩にあたる訳だ。


空手の達人で人望も厚く、すげえ奴だったらしいからな。


俺も、仁さんには頭が上がらない。


めちゃくちゃ恰好イイし、男の中の男だ。


ソレにいろいろ世話になったしな…。」



「勇介〜?
何故ニヤニヤしてる?」


「聞くな〜!男の問題ダァー‼︎」


「そこは、どうでもいいわ!
てか、仁 サマって赤石の兄貴だったのか〜…。

なるほど、赤石だから先輩も口を出せないんだな。」


「ななみ、仁 様って…知ってんのか?」


「ああ〜、あたしの空手の師匠だな。赤石んちが経営してたのか驚いた〜!」



「何〜!
仁さんが師匠って⁈」



「最近やっと黒帯に昇段して、仁 サマに習ってる。
いや〜世間は狭いな〜…」



「ななみ〜大丈夫かぁ。
仁さん手が早いから心配だ。」


「仁サマ 知ってんぞ?勇介が彼氏だって。」



「何で?
俺、お前のコト、仁さんに内緒にしてたのに…」



「勇介のコト聞かれたから
彼氏デスって……いけなかった?」



「いけなくはない…ケド、このネタで遊ばれる。」



「そういえば、仁サマ それ聞いてニヤニヤしてたな〜
そうゆうコトか。」



「そうゆうコトだ。しばらく、赤石家に行くのはよそう…。」





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