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俺のウサギちゃん

第28章 お客様感謝祭 Ver.2.1 〜壁ドン祭り開催〜

「それでは、
ミスターコンテスト暫定三位は…


レオ!


それから、彼女役は『Mille Fleurs』のバイトで働いてる、みみちゃんお願いします。」


よ、呼ばれてる…。


あたしは、緊張でふわふわしながら舞台に上がり壁の前に立った。


あたし…何か返事とかするべき?


セリフも何も聞いてないから、何もわかんない。


心の準備もできないまま、レオさんは、あたしに近づいてきた。


俊くんとは色違いの白い軍服姿が、ちょっぴり王子様風に見える。



ドン ‼︎



お約束の壁ドンをされた。



ドキドキっ ‼︎



背の高いレオさんは、あたしの顔の少し上に手を付いて、ゆっくりと背を屈め顔を近づけた。


レオさんのスミレ色の瞳はやっぱり綺麗。


神秘的で、見てると吸い込まれそう。


スミレ色の瞳が、あたしを見つめ何かを言おうと口が開いた。



「……。」

「……⁈ 」



開いた唇からは何も聞こえない。


ただ、無言で見つめられるとあたしの心臓はドキドキっと跳ね上がる!


吊り橋効果かしら…?


レオさん、早く何か言って !





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