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俺のウサギちゃん

第8章 ナイト

「はははっ 確かに、手強そうだ。」


俊が不敵に笑う。


「僕を無視するなよ‼︎

何の用かと聞いているんだ‼︎」


ななみは、イライラして問いただす。


「君に、許可が必要かい?」


「あぁ、そうだ。

僕はみみこを妹のように想ってる。

遊びなら、他を当たれよ。

みみこを巻き込むな‼︎ 」



「…本気なら いいのかい?」


「えっ⁈ 」


俊が、ななみをじっと見つめた。

その瞳が熱く揺らめく。


「ナイトくん、俺は本気だよ。

俺は、昨日 初めて彼女に出会った。

彼女の可愛い声…

彼女の白い柔らかな手…

彼女の小さな身体…

彼女の甘い匂い…

そして、…彼女の…唇。

昨日から 俺は

彼女、みみこのコトばかり考えてる…。


確かに、まだ会ったばかりで

何を言ってるんだと思うだろう。

みみこに会いたくて堪らない。

この気持ちが 何なのか

確かめる許可をくれないか?」



俊は、片膝をつき頭を下げる。


その様子は、俊こそが姫に忠誠を誓うナイトのようであった。




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