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俺のウサギちゃん

第8章 ナイト

「さすがのななみも、形無しだな!
あっさり許可してやんの〜。」


ニヤニヤと笑う勇介に腹が立つ。



「なんだよ…あいつは…あそこまでされたら、許すしかないじゃないか…。」



プイと顔を赤くして横を向いた ななみ。



「それに、あれ以上 迫られたら、僕がどうにかなりそうだ…

勇介〜…ゴメンな。」



ななみは、勇介にぎゅうっと抱きついた。



「あぁ、だろう?あいつとオンナの趣味が合わなくてよかったよ。

フェロモン出過ぎだろ
あんな告白聞いたら俺でも落ちる。」


「しかし、珍しいもん見たな〜
あいつが一目惚れしてあんなに熱くなるとはな。
蒼井も気の毒に、とんでもない男に惚れられて。」


「みみこなら、たぶん大丈夫だろ。僕らが教育したんだ。軟派な奴なら、返り討ちさ。僕もこれで ナイト卒業かな…。」



ななみは、どこか吹っ切ったようにそう答えた。



「なぁ…ななみ…あんなの見たら、変な気分にならないか?」



「えっ…バカ勇介…変態…
でも僕も …。」



「今日…俺ん家来る?」



「……行く。」








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