テキストサイズ

俺のウサギちゃん

第11章 謎のアルバイト

「じゃ…行こっか…。」



待ち合わせで合流した藍川に、この前の勢いはない。



元彼に会うのは気まずいもんな〜



無言で歩いていた 藍川が、意を決したように切り出した。



「勇介、実は…凄く言いにくいんだが…。お店のこと…聞いて欲しい事があって…。」



「ななみ…もう何も言うな…。わかってるから…。」



勇介が、見たこともないくらい深刻な顔で藍川の話を 打ち切った。



きっと、勇介は元彼の話を聞きたくないんだろうなと俺は思い、黙って歩き出した。



みみこの制服姿を 楽しみに来たのに何だよまったく。

















ストーリーメニュー

TOPTOPへ