無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「いらっしゃいませ〜。

…わぁ〜！ななみちゃんじゃない。

やっと来てくれたのねぇ〜。」



お出迎えしてくれたのは、輝くような金髪に、ヘーゼルの瞳の可愛らしいお人形のような女性だった。



「はじめまして、店長の 雪乃 です〜。ちょっと変わったお店だけど、楽しんでね。」



アニメ声の雪乃は、可愛らしく微笑んだ。



俊は、お店の様子を見て帰りたくなっていた…。



これは、ちょっと変わってるのか？



俺の中では、かなり…いや

めちゃくちゃおかしいだろ⁈



俊はたまらず


「なぁ、あんた何で昼間っからそんな恰好なんだ？いい年した大人が…恥ずかしくないのか？」



そんな恰好と言われた雪乃は、淡いグリーンのチュチュワンピースを着ており背中には羽根が生えている。

頭には、ティアラが煌めいていた。



「やだ…？ななみちゃん…

ちゃんとこのお店のコンセプト説明してる？


あのね…
このお店は、コスプレOKなんだよ。


コスプレをしたいけど
恥ずかしいって人が結構いるの。


そんな人たちに、場所や衣装を提供してるのね。


でも、お料理も美味しいから、なかなか評判イイんだよ〜。」



お店の中には、猫耳をつけた女性や、ホウキを持った魔女、RPGの勇者の男性やらアニメのキャラなど様々なコスプレを楽しんでるようだった。



「ねぇねぇ、ななみちゃん？
このジャニーズ系の可愛い彼と、クールな若武者のような彼はどなた？

紹介してよ〜

どっちが彼氏なの？

2人とも、背が高くてめちゃくちゃイケメンじゃない？

それにモデル並みのスタイル…。

わぁい♡何着せよっかな？」