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俺のウサギちゃん

第11章 謎のアルバイト

「おい?
これはどう言う冗談だ?」



俊は、笑いを堪えながら勇介を睨みつけた。



「とんだ元彼だな?
勝手な早とちりしやがって! 」



手には、雪乃のオススメの
コスプレがそれぞれ渡されている。



「俊きゅん、ごめ〜ん!
僕ちん早とちりしちゃったお(笑)」



勇介は、目をパチパチさせて
頬に手を当て、可愛い子ぶって謝った。




可愛くないっつーの‼︎
余計に腹が立つわ。




「なぁ?何の話だ?元彼?
みみこから、ここの話を聞いたんじゃないのか?」



ななみは、呆れてそう言った。




「それより、コレ
着なきゃならねぇのかよ?
何で俺が!」



俊は、イライラしてそう言った。




「諦めろ…。
コスプレすることは、決定事項だ。

なぜなら、彼女はしつこい!

あのアニメ声でギャンギャン言われると頭が痛くなる。

無駄な抵抗はせず、素直に従った方がマシだと思えてくる。

だから、来たくなかったんだ…。」



暗い声でななみは答えた。



「ねぇねぇ〜、着替えたらウィッグもセットするから早く着替えてね〜♡」



甲高い、アニメ声の雪乃が嬉しくてたまらない様子で声をかける。



3人は、それぞれのコスプレを見下ろし、また溜息をついた…。





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