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闇の王と光の騎士

第9章 暴君王のスピーチ

~第一ターン 酒場~

すまいる国王のスピーチを聞くために中央都市にはものすごい数の人たちで溢れていた。

遠方から来たものたちも多く、街についたらとりあえず一休みという気分になるのか酒場は大盛況であった。

普段はすまいる王の恐怖政治に大人しくしている国民たちも酒が入れば気も大きくなる。

酒場のあちらこちらではすまいる王を卑下する声が聞こえていた。

国王の批判などタブーに思われるが取り締まる側の王立軍も疲弊しており、酒場での軽口を不敬罪として連行する気力もなかった。

むしろ王立軍の兵が率先して酒場などで不平を漏らすくらいであった。

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