闇の王と光の騎士
第11章 戦慄の国内浄化作戦
王立軍が見せた猛攻と国民たちの奮起で賊たちも追いやられていた。
貧しい人からは奪わず、金持ちや軍からしか奪わないという自称義賊のみぃみぃたちも例外ではなかった。
縄張りの山ごと焼くという乱暴で手段を選ばない王立軍の作戦により、住み慣れた土地を離れざるを得なかった。
「俺たちみたいな義賊にひどい仕打ちだよな!! マジ頭来た。こういうのをゲキオコプンプ--」
「いい加減静かにしろよ。義賊ってのは施しとかするもんだろ? おれたちしてねーじゃん」
ずっと文句を言い続けるみぃみぃに賊の一員が苦言を呈した。
「それにしたって山ごと燃やすって後先考えなさすぎだろ? 山火事が広まったら取り返しつかないし、自然破壊もいいとこだろ!!」
怒りが収まらないみぃみぃは腕を振りながら鼻息を荒くしていた。
彼らが現在移動しているのは人里からずっと離れた僻地の更に奥。
獣道しかないような山中だ。
目的はないが取り敢えず落ち着いてねぐらが張れる場所を探していた。
貧しい人からは奪わず、金持ちや軍からしか奪わないという自称義賊のみぃみぃたちも例外ではなかった。
縄張りの山ごと焼くという乱暴で手段を選ばない王立軍の作戦により、住み慣れた土地を離れざるを得なかった。
「俺たちみたいな義賊にひどい仕打ちだよな!! マジ頭来た。こういうのをゲキオコプンプ--」
「いい加減静かにしろよ。義賊ってのは施しとかするもんだろ? おれたちしてねーじゃん」
ずっと文句を言い続けるみぃみぃに賊の一員が苦言を呈した。
「それにしたって山ごと燃やすって後先考えなさすぎだろ? 山火事が広まったら取り返しつかないし、自然破壊もいいとこだろ!!」
怒りが収まらないみぃみぃは腕を振りながら鼻息を荒くしていた。
彼らが現在移動しているのは人里からずっと離れた僻地の更に奥。
獣道しかないような山中だ。
目的はないが取り敢えず落ち着いてねぐらが張れる場所を探していた。