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闇の王と光の騎士

第11章 戦慄の国内浄化作戦

「つ、次会ったら必ず殺すっ!!」

ずり下がったパンツを穿き直しながら霧里は逃走した。

「ウェッボ!! ウェッボ!!」

戦士達が慌てて槍を持ち、そのあとを追おうとする。

「放っておきなさい」

血気立つ戦士たちを紫響が落ち着かせる。

言葉は通じないが、紫響の言わんとすることを理解した戦士たちはそれに従った。

悔しいが二撃与えたダメージより、自分の被ダメージの方が大きいことを女王は認めていた。

深追いは怪我のもとだ。

紫響は悔しさに小さく舌打ちを漏らしていた。


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