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闇の王と光の騎士

第11章 戦慄の国内浄化作戦

都市部から逃げた指名手配犯を追い詰める為、ももは将軍とまあやは砂漠に訪れていた。

照りつける太陽と広大な砂の山。

生命の息吹を感じられないこの場所に幹部クラスが二人も配置されている。
それはこの土地で凶悪な魔族を目撃したという情報を聞きつけたからだ。

大軍で押し寄せると目立つということでこの二人が選ばれて討伐隊に選ばれていた。

「なんかさっきから同じところをグルグル回っていないか?」

ももは将軍が辺りを見回しながら問い掛ける。

「砂漠とはそういうもの。目標になるものもなく、同じ景色ばかりだからそう感じるだけ」

まあやは事務的に受け答える。

戦士と魔導師。
相性の悪い二人のコンビは最悪の取り合わせだった。

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