闇の王と光の騎士
第11章 戦慄の国内浄化作戦
「重ねて串刺しにしてやる。地獄で仲直りするんだな!!」
櫻啼は三ツ又の矛を構えて突撃する。
「炎刃っ!!」
「阿修羅千撃ッッ!!」
二人の攻撃はまたかち合ってしまう。
「うわっ!? き、気を付けろっ!!」
「将軍こそしっかりしてくださいっ!!」
二人はついに口論となってしまう。
「ちっ……二度もこうなるとはな……もういい。興が削がれた」
仲間同士の言い争いに嫌気がさした櫻啼は飛び立ってしまう。
「あっ!? 待ちなさいっ!!」
「おのれ櫻啼っ!! 逃げるか!!」
二人の罵声など聞く耳も持たず櫻啼は消え去ってしまう。
「ちっ……貴様などいなければ殺せてたものを……」
「すごい言い方ですね。貴方こそいつもろくな活躍が出来てないから功を焦ったんじゃないですか?」
「なんだとっ!? 魔導師風情が調子に乗るなっ!!」
「魔導師風情……貴方たち軍人こそ戦争で人を殺すことを生業としてなんとも思わないんですか?」
普段は一歩も二歩も引くまあやだったが、早く目的を達成しないと村人が犠牲になるということで気が立っていた。
「もう貴様とは組まん。俺は一人でいく」
「どうぞ、ご自由に」
二人は砂漠の真ん中で背を向け、逆の方へと歩き出す。
櫻啼は三ツ又の矛を構えて突撃する。
「炎刃っ!!」
「阿修羅千撃ッッ!!」
二人の攻撃はまたかち合ってしまう。
「うわっ!? き、気を付けろっ!!」
「将軍こそしっかりしてくださいっ!!」
二人はついに口論となってしまう。
「ちっ……二度もこうなるとはな……もういい。興が削がれた」
仲間同士の言い争いに嫌気がさした櫻啼は飛び立ってしまう。
「あっ!? 待ちなさいっ!!」
「おのれ櫻啼っ!! 逃げるか!!」
二人の罵声など聞く耳も持たず櫻啼は消え去ってしまう。
「ちっ……貴様などいなければ殺せてたものを……」
「すごい言い方ですね。貴方こそいつもろくな活躍が出来てないから功を焦ったんじゃないですか?」
「なんだとっ!? 魔導師風情が調子に乗るなっ!!」
「魔導師風情……貴方たち軍人こそ戦争で人を殺すことを生業としてなんとも思わないんですか?」
普段は一歩も二歩も引くまあやだったが、早く目的を達成しないと村人が犠牲になるということで気が立っていた。
「もう貴様とは組まん。俺は一人でいく」
「どうぞ、ご自由に」
二人は砂漠の真ん中で背を向け、逆の方へと歩き出す。