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闇の王と光の騎士

第3章 混沌の幕開け

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東の都の歓楽街は王国随一の規模を誇っている。

そのなかでもマニアに人気なのが『性奴の館』だ。

顧客には王国の幹部や豪商、賊の頭領なんてものまでいる。

そんな大物がこぞって指名を奪い合うのがナンバーワンの女王様、『紫響』様だ。


「どうしたの、豚男。もうおしまいなの?」

黒の革のボンテージに身を包んだ女王紫響はバラ鞭を振り上げ、王国の大臣の尻を打ち付ける。

「ヒィイイッ!! お、お許しをっ!!」

「甘えないで」

ビシンッ……

空気が震えるほどの激しい音が響く。

これが被虐趣味のM男性を虜にする紫響姫の鬼畜責めだ。

縛り上げられた大臣は床を這いずり回りながら恍惚の夢を見ていた。


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