闇の王と光の騎士
第13章 魔界争乱
ダイナゴンは以前より一層妖しく光り、血に餓えたけだもののようだった。
「ウラァァアア!!」
ダイナゴンを振りかざして襲い来る少女に傷をつけず制止することは不可能だった。
「氷結弾ッ!!」
みぃみぃの放った氷の柱がゆきめに突き刺さる。
「ギャヒィイイイッ!!」
それは耳を塞ぎたくなるような苦しみの声だった。
氷に貫かれたゆきめはそのまま全身が凍っていく。
「おいっ!! ゆきめっ!!」
みぃみぃは慌てて駆け寄るが、もはや手の施しようがない。
「ゆきめっ!! しっかりしろ!!」
それでもみぃみぃはゆきめを揺すって声をかけた。
「あり……が……と……」
完全に凍りつく寸前、ゆきめは声を振り絞ってそう呟いた。
それはダイナゴンに身体も脳も支配され、苦しんだゆきめに安らかな最期を与えてくれた
みぃみぃへのお礼であった。
「ゆきめぇぇえええ!!」
もはや動かない氷の像を抱き締めてみぃみぃが叫んでいた。
「ウラァァアア!!」
ダイナゴンを振りかざして襲い来る少女に傷をつけず制止することは不可能だった。
「氷結弾ッ!!」
みぃみぃの放った氷の柱がゆきめに突き刺さる。
「ギャヒィイイイッ!!」
それは耳を塞ぎたくなるような苦しみの声だった。
氷に貫かれたゆきめはそのまま全身が凍っていく。
「おいっ!! ゆきめっ!!」
みぃみぃは慌てて駆け寄るが、もはや手の施しようがない。
「ゆきめっ!! しっかりしろ!!」
それでもみぃみぃはゆきめを揺すって声をかけた。
「あり……が……と……」
完全に凍りつく寸前、ゆきめは声を振り絞ってそう呟いた。
それはダイナゴンに身体も脳も支配され、苦しんだゆきめに安らかな最期を与えてくれた
みぃみぃへのお礼であった。
「ゆきめぇぇえええ!!」
もはや動かない氷の像を抱き締めてみぃみぃが叫んでいた。