闇の王と光の騎士
第13章 魔界争乱
「まあ、今回のところは引き分けにしておいてやる……」
追撃の斧を振り落とさず、ももはは遥風を見下ろす。
魔術で追い討ちをかけてこなかった遥風に借りを返した。
「引き分けねぇ……手荒なやり方するならはじめから戦わなきゃいいのに」
瓦礫を払いのけて立ち上がった遥風には既に鬼神のオーラはなかった。
「今回は見逃してやるが……少しでもおかしな真似をしたら次は殺す」
「今殺さなかったことを後悔しないようにね……」
袴についた埃を叩きながら用心棒は立ち去っていった。
(確かに……殺しておくべきだったかな……)
若干の後悔を抱きながら、ももはもその場を立ち去る。
兵士育成所には敗者となった女王紫響の骸だけが取り残されていた……
----生存者 残7名
追撃の斧を振り落とさず、ももはは遥風を見下ろす。
魔術で追い討ちをかけてこなかった遥風に借りを返した。
「引き分けねぇ……手荒なやり方するならはじめから戦わなきゃいいのに」
瓦礫を払いのけて立ち上がった遥風には既に鬼神のオーラはなかった。
「今回は見逃してやるが……少しでもおかしな真似をしたら次は殺す」
「今殺さなかったことを後悔しないようにね……」
袴についた埃を叩きながら用心棒は立ち去っていった。
(確かに……殺しておくべきだったかな……)
若干の後悔を抱きながら、ももはもその場を立ち去る。
兵士育成所には敗者となった女王紫響の骸だけが取り残されていた……
----生存者 残7名