闇の王と光の騎士
第13章 魔界争乱
霧里の動きが止まるのを見届けたみぃみぃは山賊刀を抜いてももは将軍の前に立った。
しかし剣を上げずに口を開く。
「魔族は人を襲う……だから俺は魔族と戦ってきた。けどな……魔族より王国はもっとひどい……俺の両親はな……王国に殺されたんだ……
高過ぎる税金が納められなくて、わずかな金を盗んで、捕まって、それだけで殺された。それから俺は山賊に拾われて育てられた。
山賊狩りだとかほざいてるけどな……お前たちが生きることもままならない世界を造って、その歪みで俺たちみたいなはみ出しものが山賊になるんだよっ!!」
うずくまったままのももはがみぃみぃを上目遣いで睨む。
「自分の弱さを国のせいにするな!! 両親が殺されてもまっとうに生きてる奴はいるっ!!」
しかし剣を上げずに口を開く。
「魔族は人を襲う……だから俺は魔族と戦ってきた。けどな……魔族より王国はもっとひどい……俺の両親はな……王国に殺されたんだ……
高過ぎる税金が納められなくて、わずかな金を盗んで、捕まって、それだけで殺された。それから俺は山賊に拾われて育てられた。
山賊狩りだとかほざいてるけどな……お前たちが生きることもままならない世界を造って、その歪みで俺たちみたいなはみ出しものが山賊になるんだよっ!!」
うずくまったままのももはがみぃみぃを上目遣いで睨む。
「自分の弱さを国のせいにするな!! 両親が殺されてもまっとうに生きてる奴はいるっ!!」