闇の王と光の騎士
第13章 魔界争乱
後方支援を任されていたまあやだったが、戦局がかなり一方的になってきており、魔王城まで進軍していた。
すまいるの命令には反しているがまあやは前線で戦う。
そして残す幹部は魔王のみというところまで追い詰めていた。
誰もが人類の勝利を確信していた。
だが----
「きゃああっ!!」
まあやは魔王に弾き飛ばされ、壁に叩きつけられる。
「この程度か!! 王立軍よ!!」
魔王はどれ程ダメージを受けても倒れることはなかった。
圧倒的兵力数で挑んだ魔王戦も気付けばもはやまあや以外に将兵は残っていない。
魔王の破格の強さに一般兵たちは恐れをなして逃げ出し始める。
その戦いを離れた場所でシャルルは見ていた。
白虎であるシャルルは千里眼を持っていた。
「やっぱりか……」
「どうなってるの、シャルル……」
「王立軍はダイナゴンなしで魔王を攻めた」
「ダイナゴンって……?」
「ゆきめちゃんが持っていたあの剣だよ」
すまいるの命令には反しているがまあやは前線で戦う。
そして残す幹部は魔王のみというところまで追い詰めていた。
誰もが人類の勝利を確信していた。
だが----
「きゃああっ!!」
まあやは魔王に弾き飛ばされ、壁に叩きつけられる。
「この程度か!! 王立軍よ!!」
魔王はどれ程ダメージを受けても倒れることはなかった。
圧倒的兵力数で挑んだ魔王戦も気付けばもはやまあや以外に将兵は残っていない。
魔王の破格の強さに一般兵たちは恐れをなして逃げ出し始める。
その戦いを離れた場所でシャルルは見ていた。
白虎であるシャルルは千里眼を持っていた。
「やっぱりか……」
「どうなってるの、シャルル……」
「王立軍はダイナゴンなしで魔王を攻めた」
「ダイナゴンって……?」
「ゆきめちゃんが持っていたあの剣だよ」