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闇の王と光の騎士

第16章 闇の王の粛清

軍本部で騒ぎが起きたと聞いたまあやは胸騒ぎを覚え、慌てて駆けつけた。

「クーデターだ!! ももは将軍がクーデターを起こした!!」

その時本部は蜂の巣をつついたような混乱を来していた。

王立軍最強の将軍、ももはがクーデターを起こし、同調する者達は軍の二割にも達していた。

ももはの意思に賛同するものはもっといたが、すまいる王の恐怖で動け出せないというものも沢山いる。

既にももは将軍は大軍を引き連れ中央都市を離れていた。

しかしまあやの胸騒ぎはその事実を聞かされても治まらない。

ももはがクーデターを起こすであろうことはまあやは予測していた。

(違う……この胸騒ぎはそんなことじゃなくて……)

まあやは混乱する王立軍本部を後にしてアカデミーへと戻る。

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