闇の王と光の騎士
第16章 闇の王の粛清
アカデミーに戻ると激しい戦いのあとが痛々しく残る身体の山賊達と幼い子供達がまあやを待っていた。
「貴方達はっ……」
咄嗟に身構えるまあやの前にその山賊の一人が両手をついて頭を下げた。
「すまねぇ!! 許してくれ!!」
その瞬間、まあやは悟ってしまった。
しかしその事実を受け止めまいと自分の心に言い聞かせた。
とはいえ自分の心を騙すというのは容易ではなく、声が震えてしまっていた。
「なに!? まだやり足りないの!! さっさとかかってきなさい!! みぃみぃは!? どこなの!! 隠れてないで」
出てきなさい、とは続けられなかった。
涙が邪魔をして。
「みぃみぃは死んじまった……あんたとは……婚約を解消するって……すまねぇ!!」
他のメンバーも血塗れの格好で土下座する。
「なにそれ……何なのよ!! なに勝手にプロポーズして……勝手に死んでるよ!! 大体私、プロポーズ返事なんて……してないし……」
「貴方達はっ……」
咄嗟に身構えるまあやの前にその山賊の一人が両手をついて頭を下げた。
「すまねぇ!! 許してくれ!!」
その瞬間、まあやは悟ってしまった。
しかしその事実を受け止めまいと自分の心に言い聞かせた。
とはいえ自分の心を騙すというのは容易ではなく、声が震えてしまっていた。
「なに!? まだやり足りないの!! さっさとかかってきなさい!! みぃみぃは!? どこなの!! 隠れてないで」
出てきなさい、とは続けられなかった。
涙が邪魔をして。
「みぃみぃは死んじまった……あんたとは……婚約を解消するって……すまねぇ!!」
他のメンバーも血塗れの格好で土下座する。
「なにそれ……何なのよ!! なに勝手にプロポーズして……勝手に死んでるよ!! 大体私、プロポーズ返事なんて……してないし……」