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闇の王と光の騎士

第18章 暗部街の決闘

ももは将軍のクーデターは王国中を揺るがす大事件だった。

脅威がなくなった王国ではより一層の搾取が続き、疲弊しきっていた人々はももは将軍に希望を託していた。


「まだももは達を殲滅してないのか!! 俺の息子が唆されて連れ浚われてるんだぞ!!」

すまいるは怒鳴り散らし、軍責任者に持っていた杖を投げ付ける。

「申し訳ございません。ももは将軍たちは要塞を乗っ取り立て籠っておりまして」

「言い訳はいい!! 役に立たん奴だ!!」

愛する息子を奪われたすまいるはいつも以上に苛立ち、興奮していた。

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