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闇の王と光の騎士

第18章 暗部街の決闘

ももは将軍の戦いはストーリー王立軍の完全撃破ではない。

すまいる王とその側近の大臣を討伐すれば大半の兵は戦わず投降することは明らかだからだ。

とはいえすまいる王らが黙って殺られるはずがない。
かなりの抵抗があるのは間違いなかった。
そうなれば双方に相当のダメージがある。

共倒れのように消耗すればその間隙を衝いて暗部街のならずもの達が攻めてくるのは間違いないことだった。
現に水面下で暗部街は武装を固めているという情報を聞き得ていた。

まずは後背の憂いを断つ。

まだ自分達に矛先が向いていないと油断してるうちに暗部街を攻め落とすと言うのがももは将軍の作戦だった。

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