闇の王と光の騎士
第20章 闇の王
その数は王立軍の半数を越えていた。
それも離反したものたちは多少の志のあるものたちで、弱体化した王立軍の中でもまだ腕の立つものが多かった。
一気に弱体化が加速した王立軍に広い国土を防衛することは、もはや不可能であった。
西の都、北の都、東の都とクーデター軍に陥落され、遂には要所であった南の都まで制圧されてしまう。
そして遂に先発隊が中央都市の前まで押し寄せていた。
「何があってもこの中央都市だけは死守しろ!!」
すまいる王は軍幹部達の前で怒鳴り散らす。
しかし求心力を失った王の言葉に鼓舞するものはいない。
「貴様らの不甲斐なさがこの様な事態を招いたんだ!!」
どれ程荒れようがもはやすまいる王に貴重な人材を斬る暴挙は出来ない。
それも離反したものたちは多少の志のあるものたちで、弱体化した王立軍の中でもまだ腕の立つものが多かった。
一気に弱体化が加速した王立軍に広い国土を防衛することは、もはや不可能であった。
西の都、北の都、東の都とクーデター軍に陥落され、遂には要所であった南の都まで制圧されてしまう。
そして遂に先発隊が中央都市の前まで押し寄せていた。
「何があってもこの中央都市だけは死守しろ!!」
すまいる王は軍幹部達の前で怒鳴り散らす。
しかし求心力を失った王の言葉に鼓舞するものはいない。
「貴様らの不甲斐なさがこの様な事態を招いたんだ!!」
どれ程荒れようがもはやすまいる王に貴重な人材を斬る暴挙は出来ない。