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☆Hな短編小説☆

第4章 電車1


「あ、はい。」


しかし、いつまでたっても手はどかない。


ちらっと男の人を見上げてみると、男の人は素知らぬ顔をしていた。


は?

おいおいおいおい。

手。手!

どかしてよ!


「あの、すみません。手が…」


「あぁ、すみません。でも満員すぎて、手を動かすことができないんです」


ふぅん…本当か?


まぁいいか。


害があるわけでもないし。


肩に手がおいてあるようなものか。


そう思ってまた携帯を構うことにした。


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