☆Hな短編小説☆
第4章 電車1
イく直前に自分で口を抑えたため、声はそんなにもれなかったが、自分では立っていられなかった。
第二の痴漢があたしを支えてくれた。
あたしがイくと、第二の痴漢がすばやくあたしにパンツをはかせ、ブラウスのボタンをしてくれた。
そして、前に立っている男の人の手を掴んで、高く差し上げて言った。
「この人、痴漢です!俺見ました!」
ん?聞いたことある声…。
もしかして…!
ハッとして後ろを振り返ると、そこにはあたしの愛しい彼氏の優くんが立って、前に立っている男の人の手を掴んでいた。
優くんは、あたしと目が合うと、にっこりと笑った。
「すいませんけど、次の駅で降りてくださいね。」
〜電車1〜 END
〜電車2〜 へ続く