
禁断ハーレム〜beastな関係
第2章 再開は突然やって来た
ハハハと笑いながらごめんなさいと謝ると「反省が足りーん!!!」ペシン額を叩かれた
当時、翔君の事で相当心配かけて、散々愛梨の前で大泣きした私
そんな私が翔君と再会したと知って心配掛けたのだろう
此処まで立ち直れたのは愛梨のおかげ
それと仁.....
この二人が居なかったら私は今此処にこうして居ないだろう
笑って過ごせる今は愛梨が居たからのもので、シュンと項垂れた
大きな溜息を吐き出した愛梨
「ま、アンタの様子を見る限り大丈夫だと解るけど、解る様に説明しなさいよね!!!」
女王様ばりに腰に手を当て言い放つ愛梨
昨日の事を一から詳しく説明する私の瞳に写ってる愛梨の表情は翔君が出て来た瞬間苦々しく歪んだ
愛梨は翔君が大嫌いなのだ
私の話しを聞き、写真でしか会った事が無いのに、当時、翔君の数々の女の子達とのアレやコレを聞いていた愛梨はそれはもう、凄い剣幕で乗り込む勢いだった
話終わると一言
「それはどうしようも無いか........厄介だね」
ため息混じりに呟いた
母とも顔見知りな愛梨は母と大の仲良しだ
そんな母が再婚に選んだ相手が翔君の父親
