
禁断ハーレム〜beastな関係
第3章 新たな生活
チュッチュッと耳の端からキスを降らして、唇の箸に触れた瞬間
「奈々........」
切なさと愛しさを混ぜた様に呼ばれた
何度も呼ばれ、言い聞かす様に呟く翔君の言葉に、脳が麻痺しそうになる
しかし、首筋に唇が降りて来た瞬間、ハッとした
「奈々、可愛い.......」
熱に浮かされたみたいに、何度も吸い付く翔君
チクンチクンと襲う小さな痛み
「やめっ!!!」
「もう、諦めて」
嫌だ........
服を脱がしに掛かる翔君から逃げるべく体を攀じるも、びくともしない
お願いお願いお願いっ
「初めては好きな人としたいよぉ」
泣きながら悲願する私の声が聞こえてる筈なのに、私の願いすら聞こえてないのか嬉しそうに微笑む翔君
「嬉しい........奈々初めてなんだ」
私のショーツに手を掛けた瞬間
「その辺にしとけ」
低い声が聞こえてきた
