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禁断ハーレム〜beastな関係

第3章 新たな生活



銀色の鍵をギュッと掴み持ちゆっくり上半身だけ起こすと唇を噛み締める



何で........





潤さん.......






もしかして助けて.........くれた?




一緒にすんなって翔君と?



無表情で無愛想で鋭い瞳を持つ潤さん



もしかしたら誤解してるのかもしれないと、掌で光り輝く鍵を見つめる



でも、簡単に信用なんて出来ないと震える身体に鞭打って立ち上がると扉へ向かった



ドアノブのロックを見つめゆっくり回すとカチャンと鍵の掛かる音がした。まだ不安は拭えず、急いでベットへ戻ると毛布を身体に巻き付け鎮座した



ジッと扉を睨む様に見つめ今日は眠らぬ覚悟



チッチッチッと時計の針の音だけを聞き、無心に扉を見つめた



しかし、眠気に勝てる筈も無くいつの間にか眠っていた私


カタンッと小さな音にハッと目を覚ます



ドクドクドクと胸が鳴った


暫く扉を見つめるもそれ以来音はせず、気の所為だったのかなと再び夢の中



次に目を覚ました時には朝日が登っていた


急いで時計を確認すると午前七時半


普段ゆっくり気味な私だけど、一秒でも此処に居たくなくて急いで準備する


クローゼットをゴソゴソと漁り、適当に着替え大学に行く準備を整えると扉の前にやって来た




でも、直ぐに開く事はせず、ゴクリと息を呑む


両手で支える様に扉へ手を付ける



ゆっくり片耳も付け、扉の向こうの様子を伺う



何も音がせず、鍵を開ける


ソロッと顔を覗かせると誰も居ない事ホッと息を吐く


外側から鍵を掛け、速歩でリビングを横切る


リビングから廊下へ出ると振り返りもせずに外へ飛び出した


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