テキストサイズ

宇宙人みいつけた

第4章 嫌いじゃないけど



美智子「嘘…どうしよう…」

翔太「何」

美智子「数学の宿題あったの忘れてて…
あの先生怖いから忘れたなんて言ったら
何言われるか…」

翔太「美智子が宿題忘れるなんて珍しい
もしかして何かあった?」

美智子「別に…」

翔太「…」


昨日は
宇宙人を呼び出し
呼び出した宇宙人と話していた
なんて嘘のような本当の話を言えるわけ
もなく
笑ってごまかし
宿題をやり始めた美智子

数学は一限目にあり
授業の前に宿題を集める先生だった
宿題は計算問題だったがプリント二枚で
かなりの量

時間が足りない
時間が…


美智子「えっと…?」

翔太「俺のでよかったら写せよ」

美智子「でも」

翔太「いいから…」


顔を赤らめ照れながら
翔太は美智子にプリントを渡した
普段は意地悪なのに時々優しくなる翔太


意地悪なのか
本当は優しいのか
一体どちらが本当の翔太なのか…


美智子「…」

翔太「時間ないんだから早くしろよ」

美智子「…うんっ」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ