宮澤部長と私の関係性
第8章 動き出した関係
「泣かないで下さい…」
ゴシッっと唇を腕で拭う
「バカにしないで下さい…部長は…誰にでも部下に…こんな事…」
「本気で聞いてるんですか?僕言いましたよね?はじめから本気だってずっと言ってるじゃないですか…///」
「え…でも…一度も…」
「常に僕は貴女に対しては何事にも本気です。嘘はつきません。こんな気持ちはじめてなんです」
「可笑しいでしょ?この歳で本気で恋愛なんてしてこなかった。なのに貴女に対してだけは本気です。だから…離したくなくなるんです…」
そんなの…///
嬉しくて涙がこぼれる
だけど…
ハッキリ言ってくれない
聞きたい言葉があるのに…
「宮澤部長?そういう時は私に何て言うんですか?///」
顔を上げて宮澤部長を見つめた
「…///…好き…ですよ…///」
優しい笑顔でそう言った宮澤部長はすぐに目線を反らして
「はじめてですよ///自分の気持ちを言葉にするってこんなに恥ずかしいものなんですね…///」
いつも大人で、意地悪な宮澤部長が今は可愛く見えた
「私も…大好きです…///」
さらに強く抱きしめてくれる宮澤部長///
幸せ…///