
いじめっこのえっちな修学旅行
第1章 修学旅行の計画
中学3年になった
ばかりの春。
満開の桜は
風が吹くたびに花びらを散らした。
「お、来たか、豪
今日も遅刻だなー?」
始業式から何日か経った。
担任は下駄箱で俺を待ち伏せ
連行するように
教室へ連れて行く。
クラス替えの紙を見た瞬間
急に自分の部屋が恋しくなる。
「うえー
なんで3組なんだよー!
なにこのメンツぅ!」
「おい豪!
みんなの前でそんなこと
言うんじゃねーぞ?」
「えーなんでー?
あー……4組がよかったぁ!
大輝いるし!」
「わがまま言うな!
今年から受験なんだぞ?」
ながったらしい廊下を
担任と一緒に歩く。
「受験とか関係ぇねーよ
この地味ーずなんなの?
文化部ばっかだし
体育祭勝てねぇよお!」
部数は運動部の方が多い
はずなのに
大半が文化部か
部に所属してないやつら。
「地味ーず?
豪、だらしない服装は直せ。
最高学年なんだから
見本とならなくちゃいけないだろう」
「はいはい
うっせぇーなぁ!」
ベルトを少し締めて
ズボンを上げる。
それと同時に
今年もだらだら過ごして
終わるんだろうな、
なんて考えていた。
あの修学旅行があるまでは。
ばかりの春。
満開の桜は
風が吹くたびに花びらを散らした。
「お、来たか、豪
今日も遅刻だなー?」
始業式から何日か経った。
担任は下駄箱で俺を待ち伏せ
連行するように
教室へ連れて行く。
クラス替えの紙を見た瞬間
急に自分の部屋が恋しくなる。
「うえー
なんで3組なんだよー!
なにこのメンツぅ!」
「おい豪!
みんなの前でそんなこと
言うんじゃねーぞ?」
「えーなんでー?
あー……4組がよかったぁ!
大輝いるし!」
「わがまま言うな!
今年から受験なんだぞ?」
ながったらしい廊下を
担任と一緒に歩く。
「受験とか関係ぇねーよ
この地味ーずなんなの?
文化部ばっかだし
体育祭勝てねぇよお!」
部数は運動部の方が多い
はずなのに
大半が文化部か
部に所属してないやつら。
「地味ーず?
豪、だらしない服装は直せ。
最高学年なんだから
見本とならなくちゃいけないだろう」
「はいはい
うっせぇーなぁ!」
ベルトを少し締めて
ズボンを上げる。
それと同時に
今年もだらだら過ごして
終わるんだろうな、
なんて考えていた。
あの修学旅行があるまでは。
