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∮恋密度∮官能短編集 先生&生徒

第1章 純愛指導


「ふぅ‥」

風呂上がりにビールを飲みながら大きなため息がでる。ソファに腰を下ろすと今日1日を振り返った。


「“両想いだったら応援してやらなきゃ”‥‥か。──…っ…応援なんてできんのかよっ…」


正直、無理‥

無理‥っ‥
たぶん‥‥絶対にっ


無理。


明日の授業も休みたい‥


そんな情けない思いに頭を抱え、深いため息しか出てこない


『くれぐれも生徒との不純異性交友関係は気をつけるように!

先生みたいな人は倍に気をつけてもらわないと、親しく話をしているだけで話題の対象になりますから』



新任の挨拶を校長にした時に真っ先にそう念を押されていたことを思い出していた。

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