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∮恋密度∮官能短編集 先生&生徒

第1章 純愛指導


「不純‥ね‥‥」


生徒に抱く特別な想いは不純と言う言葉で片付けられてしまう。

リスクだらけの想い‥


「…っ…フラレて当然か‥」



呟く声が自然と震える…



そうならないように特別な感情で自分に寄り付く生徒はなるべく遠ざけて来た‥

解らないところがあるから放課後に教えて欲しいと願う生徒には職員室に来いと。‥なるべく二人きりにならない環境でやってきていたのに…


なのに今日の行為は明らかに危険行為もいいとこだ‥

自分の傘を渡してやればよかっただけなのに、雨を理由に自ら車に乗せて二人きりの時間を自ら作った──


何もなくても、誰かに見られていたら瞬く間に噂は広まるかもしれないってのに‥

自分の軽率な行動で相田に迷惑をかけるかもしれない‥


ただ、そんなことにかまってられなかった‥

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