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溺れる電車

第9章 高鳴り


今日は、優人が帰ってくる日。


元気に迎えなくちゃ。




ガチャ。





あれ、今日は早いな…。




「お帰りなさい」




腰が痛いけど立ち上がった。



どっこいしょ、みたいな感じだった。





「ご飯、できてるわ」


「ん、うまそ」


「そう?ありがとう」





今日は、食事を作っただけなのに疲れる。



だるいし。




「いただきます」


「ん…、うまいな」


「ありがと」





はあ、だるい。



悪いけど、先に寝たいなんて言えないし。




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