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溺れる電車

第9章 高鳴り



「あのさ、亜美」


「なに?」





「妊娠したでしょ」




「え?」




その言葉にビックした。


自分でも言えなかったことをすんなりと言ったから。




「顔つきが女性らしくなった」




「なんで…」





「前から思ってたけど確信した」



「優人はいいの…?」



「いいのってなにが?」




「このこを迎えられる?」


「当たり前だろ」






優人は、恥ずかしそうに笑った。



そして、お腹にキスをした。



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