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溺れる電車

第1章 通学


「え?聞こえねぇーけど?」

「うそー!「あんっ」て聞こえた~」

「ははっ、お前の妄想じゃねー」

「えー、聞こえたんだけどなあ」



うそっ、聞こえた!?



男子高校生が話している。


あれ。


嘘でしょ。


よく見ると、うちの学校の制服だ。


同級生じゃない・・・・。



先輩だ。



どうしよう。



その男子高校生の話を聞きつけ、

乗客も少し、ざわざわしていた。



バレたら・・・。


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