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溺れる電車

第4章 罪作り






「亜美の、クリ触ってよ…」





顔を真っ赤にしながら言った。


恥ずかしい。



こんなこと、言わせるなんて。






「クリってなあに?」





甘い、声で言った。



ん…もぅっ。




酷い…よ。





「ク…くりと…りす」






私はもう、赤顔!



こんな、顔が火照ることはない。




優人はにっこりしていた。



楽しそうだった。




意地悪。







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