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溺れる電車

第1章 通学

私が、また窓のほうを見ている時だった。


「んっっ!!!!」



次は明らかに違う。

カバンが触れたのではない。

手が触れちゃったのでもない。


両手で私のおしりをワシ掴みしていた。



勢いよく振り返ると、さっきの男の人が私のおしりをつかみながら、笑みを浮かべていた。



なんなんだよ!こいつっ。



私はそいつの手をつかんで、


「こいつ、痴漢です!」



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