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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第11章 ☆お仕置きとふいうち

彰の言葉に、俺は溜息をついた。



“ 愛してる ” だと?



てめーと違って、俺はそんなこと気軽に言えねーんだよ。


つーか、結婚して何年も経ってんのに、言い続けてる奴なんて普通いなくねーか?


………でも、彰のことだ。


100回って言うのは、彩が大袈裟に言っただけだとしても


あの可愛い嫁に今でもデレデレしてんのは、あながち嘘じゃないだろう。




「お前、そんなキャラだったか?
いつからそんなアホに成り下がってたわけ?」


『言うだけならタダだろ。

女ってのはいくつになっても、言われる事で安心するんだよ。

それに』




彰は笑いながら続ける。




『言ってやることで、倍以上のものが返ってきたりするんだよ。

意外とそれがクるんだよな。

………お前も、少しは分かったんじゃねーの?』


「………………」





“ 心から、翔ちゃんを愛してるよ ”




昨日の夜、彩が俺を見つめながら囁いた言葉。



……まぁ、確かに。



あの後また勃っちまって、何度もしたから。


早く帰ったのに、結局寝不足。

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