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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第22章 ★フライングプロポー…ズ?

………体の奥から、熱い何かがこみ上げてくる。


お前が今言ったことは、言われて初めて気付いたことばかりで


話題にするまでもねぇ当たり前なことだらけで


まるで宝物を数えるように、ぎゅっと握った両手


そんなに嬉しそうに見つめるほどのもんじゃねーんだよ……




「……そんなの聞かされて、あのババア共にとってはいい迷惑だな」

「麗子さんも優香さんも、もっと話してって言ってくれるよ?」

「…………!」

「特に麗子さんはね、ヒメの話を聞く時、すっごく優しい笑顔になるんだよ~♡」




………何が酒の肴だ。

いいかげんブラコン卒業しろ。



クスクス笑う美和の髪を撫でていると、美和と約束をした日と同じ感情が蘇ってきた。



“ 美和が笑ってくれることが、俺の全てだ。
俺の生きる意味は、それだけでいい ”



………またかよ。


あの日も、愛しい気持ちが止まらなくなって、キャラ崩壊させてまで言葉にしてしまったけど


なんか今は、それより遥かに超えちまって………



「……美和」

「なあに?」




震える程の強い想いが溢れすぎて


酔っ払い相手に


勢いに任せて、いきなり一世一代の大勝負。











「お前も………ヒメになる?」

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