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第22章 ★フライングプロポー…ズ?

「…………」




丸い目を、大きく見開いて


美和はじっと俺を見つめる。




「……ヒメ」

「…………」

「ちょっと、何言ってるか分かんない」




……はぁ、駄目か……


微動だにしない真顔の美和から目を逸らして、がっくりと項垂れる。



……ド天然のこいつに変化球投げても、見送られるだけだって分かっていたけど


俺の持ち球にストレートは無いって、お前も知ってんだろ。


ギリギリの内角を責めるので精一杯。


………でも、今日は




「美和」




諦めずにもう一度トライ。


……頑張れ、俺。




「……サイズ」

「え?」

「サイズ教えろ」

「Dカップだってば」

「それは知ってる」

「じゃあどこ?」




首を傾げる美和の左手を取り出して、ぎゅっと握りしめる。




「こっちの手の、薬指」

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