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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第26章 ♡極上彼氏

『明日、延期になったから』

「…………」

『おい、聞いてんのか?』




氷枕をおでこから外して、携帯を耳にあてながらゆっくりと体を起こす。


倒れるようにベッドに潜り込んでから、4時間くらい寝てたんだな……


割れるようにガンガン鳴り響いていた頭痛は、大分治まっている。




「………莉央は行ってよ。
バースデーカード、渡してほしいの」

『延期って言っただろ』

「私だけ、キャンセルじゃダメ……?」

『皆、お前に会いたかったんだよ』

「…………っ」

『沙月が元気になったら、改めてやろうって。
満場一致』




~~~~私のバカ!

バカバカバカバカ大馬鹿者!!


悲しくて悲しくて、ガバッと布団に突っ伏した。


その音を聞いて、電話の向こうで莉央が溜息をつく。




『体調悪いんだから仕方ねーだろ。

熱中症を甘く見るな』

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