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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第26章 ♡極上彼氏

………もともと、体力には自信がある。


学校も会社も、風邪や体調不良で休んだことは一度も無い。


ただ、昨日のオープン初日は気温がぐんぐん上がった真夏日で


炎天下の中、テナントの屋上で記念イベントが行われたから


店舗と屋上を行ったり来たりして走り回っていた私は、ろくに水分を補給する時間も取れなくて


イベントが終わった時には、酷い眩暈と吐き気に襲われて、最後は立ち上がれなくなってしまった。




「……風邪じゃないんだから、今夜寝れば治るのに……」

『アホだなお前は。
火曜からまた仕事なんだから、休みは明日しかねーだろ?』

「……でも……」

『疲れが残ってるから、ぶっ倒れたんだ。
人の誕生日なんて祝ってる場合か』

「…………」




莉央の声は不機嫌そのものだ。


……確かに、この2週間の間、何度も休みを取れと言われてた。


平気平気~って笑い飛ばしてたんだけど


莉央からの警告を無視して張り切っちゃったから、結局はこんな結果に……


はぁ……またいつもの私の悪い癖だ……

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